15歳。冷たくて薄暗い路地裏で出会った彼の体温は私をおかしくさせた。
そして、16歳──再び出会った彼は私に素知らぬ顔でこう言った。
「はじめまして」
本当に、嘘吐きにもほどがある。



人では有り得ない銀の髪に




血のような赤い瞳





そして冷たい体温───







そのヒンヤリとした体温が私をおかしくさせるのに、彼は気付いてない。








タイトル画像









あぁ、彼のその冷たさと氷のような眼差しで、低体温症になりそうだ。









欠落と傷をかかえる少女

空木うつぎ紫苑しおん


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普通を永遠に失ってしまった少年

保泉ほずみれい



















⚠︎現代ではありますが人外の吸血鬼が出てくる世界観です。苦手な方は閲覧注意となります。