晴臣には、雨の日になると必ず行く場所がある。
それは――幼馴染の唯人のもと。
雨の日にトラウマがある彼を守りたい。
その気持ちが一体どこからくるものなのか――ということには気づかずに。
そして、ある雨の日、唯人からもう来なくてもいいと拒絶されてしまう――。