君の声だって分かるんだ

作者真魚ゐ

相枝和音(あいえだかずね)はドラマーを目指す大学生の青年。ボーカルグループエンシオの歌に励まされながら、ドラムの練習を続けている。
レッスンスタジオに貼られたエンシオが所属する音楽事務所スタッフ募集のポスター。エンシオのメンバーである十丸響也(とまるきょうや)のように誰かを活かせる音楽を目指してい…

Any song is ours,

どんな歌でも僕らのもの


彼の声に、僕は憧れた。

憧れは恋に変わり、そして訪れる試練。


──その試練は、きっと僕を強くする。


ドラマーになる夢を追いかける青年とボーカリストが出会って互いを思い合う。

青年が夢を諦めかけた時、支えてくれたのは彼だった。


彼がいればどんな試練も乗り越えられる──