同じ痛みを知っている【完結】

作者天ヶ瀬 なぎ

高校3年の春、雪平美澄は肘の怪我が原因で投げられなくなり、それ以来野球からは遠ざかっていた。それから五年半の時が経ち、接骨院で働いていた美澄の元へ、バッテリーを組んでいた一学年上の先輩であるプロ野球選手の間宮要が来院した。
怪我をしてから1度も連絡を取っておらず、野球から逃げた所為で要に嫌われたと…


「お前とプレーした時間は、俺の青春の全てだった」



6年前の夏、止まっていた2人の時間が再び動き出す








天才捕手 間宮要まみや かなめ


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元投手 雪平美澄ゆきひら みすみ