かくりよに輝くは夢見の月かな~鬼になった人間と鬼を失った鬼が夫婦になるまで~

作者四片霞彩(よひらかさい)

人間でありながら子供の頃からあやかしが見えてしまう為に苦労してきた弥生は、ある日、何者かに追われて逃げている最中に車に轢かれて死んでしまう。

目が覚めると弥生はかくりよにおり、目の前には死んだばかりの風鬼・弥彦の魂が入った瓶が置かれていた。
異常に気付いてやって来た弥彦の親友である水鬼の朧は、突…

あやかしに人生を翻弄されたまま終わりを迎えた人間と、親友を亡くして思い出の中で生きていた鬼。


新たな出会いをきっかけに、二人は生まれ変わる。

ふたりの鬼が、もう一度幸せになるまでの物語ーー。