親の離婚で母方の祖父の家に預けられることになった琴莉。祖父の家は田舎で何も無いし、暑いししんどい。その上同級生はうるさくて、面倒だ。でも、その優しさに私は気がついてしまった。戻れるなら、知らなかったあの時に戻りたい。そうじゃないと私は、自分を保てそうにないから。
君はいつも優しく笑うから。
そんな君が大好きだった。
馬鹿でごめん。
どうしようもない私を君は許してくれるかな?