学校から帰ってくると、目の前にはとても好みの男性がいた。


 まるで、幼い頃からずっと描き続けてきたオリジナルのキャラクター、湊(みなと)くんにそっくりの色白で美しい男性。



「ーーで、俺へ向けてくれてた恋心が最近違うヤツに向いてるよね?」



 こんなの、


 知らない。


 私が知ってる湊くんじゃない……