雲一つない満月の夜。
黒猫のジュリアは金色の瞳を輝かせながら窓辺に座っている。

御伽噺が始まりそうな
静かで心地良い空気が流れる中

私はベッドに腰掛けた。

「さて、もう寝る時間よ」

黒のレースで縁取られた
何やら妖しげなアイマスク。

フリルとリボンで飾られた
素敵なナイトドレスを身に付け…