宇津木侑斗(ウヅキユウト)は自分の外見に不釣り合いな『天龍寺豪鬼(テンリュウジゴウキ)』という厳ついペンネームの覆面パズル作家として活動していた。昼間は保育園でうさぎ先生として仕事をしているが、苦手な同僚のくま先生こと熊沢秋生(保育園の給食の先生)が自分のファンで手紙まで送っていることを知ってし…もっと見る
知らないわけないだろ。その名前、俺が先生にあげたんだよ?
――知ってる。もう、思い出したから。