狐唯恋奇譚 ―妖狐に愛されすぎて困ってます―

作者笹 慎

ある日、天涯孤独の千月は今まで気が付かなった近所の稲荷神社を発見し参拝します。そこで「寂しい」と漏らしたことで、昔助けた狐の本当の姿である妖狐の八尾に招かれて、常夜の異界に足を踏み入れてしまいますが……。

「僕は絶対に君より先に死んだりしないよ。だからずっと一緒にいよう?」

物の怪である妖狐と…