ウソなら本気にさせないで

作者大森みさき

榛名瑞月(はるなみづき)、二十四歳。再就職を希望している会社で、社長の朝岡玲司(あさおかれいじ)と出会った。八歳年上の彼に偽装恋人を命じられ、パーティーに連れていかれる。その夜、本当の恋人同士のように過ごし、気付いてしまった。仮の恋人なのに、本気で恋してしまった……。彼は優しくて素晴らしい人だけど…

【登場人物】


榛名瑞月(はるなみづき) 主人公。二十四歳。大学卒業後に就職した会社が倒産し、玲司が代表である会社に面接に来た。


朝岡玲司(あさおかれいじ) 三十二歳。瑞月が面接に来た会社の社長。滅多に会えないレベルのハンサム。強引だが優しい。瑞月に偽装恋人になるよう命じる。


日下さん 面接担当のおじさん。


渡辺凛子(わたなべりんこ) 玲司の幼馴染み。魔法のように瑞月をドレスアップしてくれる。その後、瑞月の頼れる友人となる。


星冬矢(ほしとうや) 星グループの実質的な代表。玲司の大学の同期。