ある日、車に轢かれそうになった
女の子を助けて、右腕を
骨折してしまった私。
実はその女の子は、私が通う学園で
王子様と呼ばれているイケメン御曹司
京極くんの妹だった!?
「妹を助けてくれたお詫びに
宮崎さんの腕が治るまでの間
俺に君のお世話をさせて欲しい」
学園のみんなの憧れの存在である彼が
私のお世話係だなんて……!
* * *
普通の女子高生
宮崎 絃葉
×
成績優秀な財閥の御曹司
京極 蒼生
* * *
「絃葉ちゃん、あーん」
京極くんは、ご飯を食べさせてくれたり。
教科書を持ってくれたりして、
とにかく優しいけれど。
「制服、俺が脱がせてあげよっか?」
「これからは、俺のこと
蒼生って呼んでくれないとキスするよ?」
彼は、たまに
少しイジワルなことを言ってくる。
「絃葉ちゃんって、ほんと可愛いね」
「俺のこと、もっと頼って?
俺は、絃葉ちゃんに甘えて欲しい」
「絃葉ちゃんが、俺以外の男と
一緒にいるのは嫌なんだよ」
京極くんに、お世話される毎日は
ドキドキの連続で。
こんなんじゃ、私の心臓がもちません──!
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2024.09.15〜2024.10.05