『月が綺麗ですね』そう言って微笑むアナタの気持ちに最後まで気づけなかった私が彼らと出逢う物語。
『月が綺麗だね』
そう言って微笑むアナタの言葉の意味を馬鹿な私は最後まで知らなかった。
私が全てを知ったとき、それはすべてが終わったあとだった。
アナタの言葉の裏に隠された本当の意味に気づけていたらなにか変わっていたのか。
―答えは誰にもわからない。
そんな私は彼等に出逢う。
これは私と彼等の物語。