私の初めての恋は、中学三年のときにやってきた。
辺りは桜の花が満開で、足元には散った花びらが所々に落ちている。
「君、桜が好きなのかい?」
きれいな声にひかれて、後ろを振り向く
すごくドキッした。
ミルクティー色の髪に、スッとした瞳は輝いている。
整った輪郭に白い肌
スタイルのいい体に、制服の首元は少しはだけていてエロいオーラが出ている。
男に興味がない私にでもわかる、かっこいい
「桜、好きですよ」
ニコッと笑って見せた
するとかっこいい彼は、あぁ!やっぱりと言って
「パンツ、桜柄だったからさ」
なんともデリカシーのないことを言いたのだった。