玖野千桜
背伸びはせずに。
まず、禁則処理がほとんどなされていません。
それから、全体的に無理をしている感が否めませんでした。
難しい言い回しをしようとしているので、文章が不自然になっている箇所が非常に多いです。「無理に背伸びをしている」印象があります。
文章に不釣合いな堅い言葉が目立つので、せっかくのやわらかい文体がもったいない。しかも、言葉の意味や用法を勘違いして誤った使い方をしている部分も多く見られました。丁寧さは伝わります。が、そのぶん未熟さが目立っているのです。
しかし、好感は持てました。
読んでいて素朴な気持ちになります。とてもあたたかい作品です。
せっかくなので一度、ご自分の作品を見直してみてください。
不自然な描写や言葉。
そういったものを探して削って、言葉の意味をきちんと調べて。
丁寧な描写を生かすために、丁寧な下準備を。たくさんの本を読んだりすれば、言葉の使い方も自然と身に着くでしょう。
この作品はきっとよりよいものになれると思います。
作者様の今後の期待です。