栗栖ひよ子

可愛らしく、ひたむきな作品
たくさんの部活男子作品の中でも、「ハーモニカ倶楽部」は珍しく、興味をそそられて読み始めました。

とても可愛らしく、ひたむきさの感じられる作品で、
作者様が一生懸命書かれたんだなぁということが、とても伝わってきました。

現役の学生の作者様が、等身大の表現で綴った作品、ということで、同世代の方たちの共感を多く集められそうです!


気になったのは、登場人物の数がちょっと多いかな……ということです。

短編ならば、ライバルは花音ちゃんか御崎くんのどちらかに絞った方が良かったかな? と感じました。


最後の演奏会のシーンも、ドラムとギター、歌が入って、「軽音部」っぽい感じがしてしまったので……。

せっかくの「ハーモニカ部」という魅力的な設定をいかす展開を読んでみたかったなと思いました。


「ハーモニカ・ハッピー」、「片思いハーモニー」など、ネーミングセンスがとても良く、柔らかい雰囲気を感じられる作者様です!

これからも期待しています!