生まれる前から愛してた。

作者美留々

初めて会ったはずなのに、心が知ってるっていうの...――――正反対の道を歩いてきた二人が、ひょんなことから、傷つきながらも惹かれあっていくお話。

ヒトには

生まれてくる前に離ればなれになった


魂の片割れ


すなわち 運命の相手が

存在するそうです



宇宙にたった一人の相手




その相手と

同じ時代 同じ国 同じ世代

で生まれてくることは稀で





出会わないまま一生を終える人が

ほとんど




しかし



それでも私たちは


運命の人


という響きに一度は憧れる




『どうしたら巡り合えるのか』



『今の恋人は運命の相手なのか』




こんなことを考える人も少なくない




でもこういう出会いは




考える間もなく



ひょんなことから始まるのだ......