俺の一日の始まりは、目覚ましの音と目覚ましの音に怯えた猫の水玉の声で目覚める。
ピリリリリ・・ピリリリリリリ・・・
「にゃー・・にゃにゃぁー・・・・」
そう!こんな具合に!
「んー。朝かぁ・・・」
ん?いつも通りの朝のはずだよね?
俺の横にあるこの柔らかいの何?
・・・・・・・。
あぁ!水玉か!
水玉めぇ、目覚まし時計があまりに怖くて隠れてきたか。
かわいいやつめ。
・・・・・・・・・。
!!水玉がこんなに大きいわけがない!
抱き枕みたいに大きいぞ!
待て、俺は抱き枕なんて持ってない。
「じゃぁこれは一体・・・」
むにっ
「へ?」
何とも言えない柔らかさ、温もり。
えぇ驚いたさ・・・
その手に残る感触に目が覚めたら
横に琴音(ことね)、血の繋がらない姉がねていた。