過去に心の傷を負った塁忌。
母の支えとあの日出会った少年の言葉で生きる勇気をもらった。
ある日古い寺で一つの鏡を見つけた。
そこから塁忌の新たな物語が始まる。

月夜(つきよ)の晩・・・



頭が痛い・・どこかで打ったらしい。手足も痛い・・ここはどこ?



満月の月が綺麗に見える場所。 僕はどうしてここに居るんだろう?



僕に何が起こったんだろう?


解らない・・・


天国かもしれないと考えて少年は苦笑した・・・そんな訳ない・・・

僕は昔、人を一人・・殺してしまったのだから・・・。


天国なんて綺麗な所にいけれる訳がない。


目が霞(かす)む・・眠たい・・


体も痛い・・ 




ごめん・・・母さん・・・・・・。