9月の雨の日

作者真生

10年前に亡くした同級生、優人の事を
大人になっても忘れずにいる実夏。
希望のない実夏の前に現れた19才の優紀。
2人の切ない想いが交わる。




9月に降る雨は

残暑のつづく毎日に



もう夏は終わったのだからと

秋の気配を持ってくる。




2005年

これから先、大人になったら

毎日充実して

毎日笑顔で

そしてきっと君が隣にいると思っていた。




9月の雨は

切なさも持ってくる。




あなたを置いて


私は大人にはなれない。