春日 ココ。
忘れたくない想い…
愛する人を突然喪った雪乃。
人生で最も幸せだった瞬間から突然に暗転する世界。
忘れられない想いを、忘れたくない想いを抱えている
雪乃の側には、確かに彼女を支えて寄り添ってくれる
人がいた…。
ーあの時私が言った言葉に、陸が何て返してくれたの
か、もう思い出せないの。
この言葉に、涙が止まらなくなりました。
忘れたくない。変わりたくない。
それでも変わっていく回りと自分。
認めたく無くても直人に惹かれていく事実。
その葛藤が短いページ数で丁寧に描かれてあっという
間に引き込まれました。
生きていく。前へ進んでいく。
そんな大切な事を考えさせられる作品でした。
二人がこれからもずっと幸せであれば…と願わずには
いられないラストでした。
きっと、陸も喜んでますよね。
死後の世界とか信じない、夢の無い私ですがそんな事
を思える素敵な物語でした。
こんな感動的な物語が読めて良かったです。
ありがとうございます。