夏の出来事。
八月十四日、高校生の燈子(とうこ)は、幼い頃に亡くなった妹の夢乃(ゆめの)を思い出していた。
たびたびやって来るいとこの秀一郎は、夢乃の死にどう関わっていたのだろうか。
第一章 蚊取り線香
第二章 先祖
第三章 歯磨き
第四章 お笑い
第五章 蛍
執筆 ブタヲ らくだ