~ 親子の絆 ~ 永遠に……。

作者みーぽん。

幼い頃、母親の不倫相手の家庭に引き取られた娘とその娘の物語。愛するが故に娘の幸せを願う母親と、母親の仕事に対する姿勢を見て一緒に働くことを夢見てきた娘。今、交ざり合う母と娘の想い―――……。



「碧くん……わたしのせいでごめんなさい……」



わたしの大切な幼なじみ。



そして、わたしの大好きな人の弟の命を

わたしは、死なせてしまった。




わたしを守ったことで―――……




「待て!愛緖(まお)!誰も恨んでない!」



「もう、会わない……さようなら、こうにい。」




これで、いいんだ。



大好きだったよ、こうにいーーー…。   




私を忘れて幸せになってね。   





「愛緖!何度言ったらわかるんだ!

秋原の娘に相応しい行動をしろって言ってるだろ!

反省しろ!家から出ていけ!」




そうね、出ていくよ。




さようなら、ありがとうーーー……。



もう、会うことはないだろう。




さようなら、秋原さんーーー……。



わたしの血の繋がらない父親。


 


10年間住んだ家を振り返り

「行こうか愛緒」「愛緒ちゃん行きましょう。」実の父親と異母の手をとるーーー……





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「お母さんと働くのが夢なの。」




「わたしには医者は無理だぁ〜!

看護師としてママと働くから!!!」




猛反対したけど、娘は看護師となった。






そろそろ、辞め時ね、わたしもーーー……





ここまでがんばれたのは 

貴方が宿してくれた宝物が居たからなの。


 


素直になれなかった私を許さなくていい、

もう終わりにさせたいんだ。

    





今でも愛してるよーーー幸平(こうへい)。