秘書であること

作者ナコ

貴方は私との約束を覚えてはいないでしょう。「…百合」その声で私の名を呼ぶことは、もう無い。


小さいときにした約束を、

私は守り抜きたいと思う。





「社長、」






「………百合」






貴方が、私の名を呼ぶことは




もう、無い。









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