あの日、キミとボクは…。

作者ayana

「お前は俺のもんだよ。」

いつも 見透かしたように
私を見て笑ったあなたが

「あの頃…本当は俺のこと、好きじゃなかった?」

あの日
泣きそうな声で
そう呟いた。

1


忘れられない人がいて


いま、隣で笑ってくれる人がいて。


ねぇ、私にとって


一番大切なものは


〝ひとつ〟じゃなかった…。