灰芭 まれ
惹き込まれて、鷲掴みにされて、優しさで満たされました。
一見、穏やかな日常のお話にほのぼのとした気持ちで作品を読み始めました。
でも、読み進める度に時羽くんが鈴ちゃんに注ぐ複雑な視線に、読んでいる私も鈴ちゃんと一緒に悩んで苦しくなって、どんどん彼に惹き込まれていきました。
そして、彼から零れた真実に、胸がギュ、と鷲掴みにされて、思わず涙が零れました。
2人がどうなってしまうのか、気になって読む手が止まらなくなると同時にページを進める度にお互いを想い合う一生懸命な2人がどうか幸せになってほしいと切実に思いました。そうして読み終えた時には心に優しさが満ち足りて、笑顔になれるそんな作品でした。素敵な作品をありがとうございます。推しは西条さんです。好きです。