私も、あなたのことが好きでした。あなたの私を呼ぶ声が、あなたの私を見つめる優しい暖かい眼差しが、あなたの笑顔が、全部全部大好きでした。ーーーーさようなら。







明日いなくなるんだ、と君は言った




”行かないで”


”.離れたくない”




そんなことを言うには少し遠い関係で





”バイバイ”




この一言で終わらせるには近すぎる関係で





喉まで出かかった言葉を、静かに飲み込んだ







そんな私は、いつもと変わらず君を思うーーー









ちや様主催

『さよなら、』

企画小説