狼さんと私の主従関係

作者ひなた

 


気高い猛獣



孤高の存在





そんな謎の異名を持つ男がいた。




その男は群れを為すことはしない。

誰の指図も受けない。



制御できない破壊の狼





そんな狼が唯一傍で守るのは一人の少女。



「ねぇ、ずっと一緒にいて。」


願うのはたった一つなのに…





「………。」




どうしてこんなに苦しいんだろう…