予選敗退ばかりだった野球部を、甲子園に導いたのは…無愛想なエースの君でした。大きな背中には、エースの背番号“1”が輝いていました
今まで予選の2・3回戦止まりだった高校の野球部を甲子園に導いたのは、
隣の席でいつも寝ていて、無愛想で、ムカつく―…
だけど、たまに見せる笑顔が優しい――…
我が校のエース
菊池くんでした
言い合いしたり、ケンカもするけれど、あたしはいつの間にかそんなエース君に惹かれていました
「試合、絶対見に来い」
野球のルール知らないよ?
無愛想なエース君
ー 完 ー