先生のあの笑顔と、お世辞にも似合うとは言えない紅色のマグカップの意味を…
私はまだ、知らない。











ねぇ、先生



ん?



ふじなみせんせい



なに?






あんなに嫌い、だったのに。






……ほしのさん?



......    。






その一言が、言えなくて。






どう足掻いても変わらないなら


そんな感情、私にはいらない。






なんでもありません



……そう。






こんな感情なんて


いっそ消えてしまえばいいのに。











2013/08/03-

公式「禁断の恋」参加中

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・この作品はフィクションです。


※2015/12/22 表紙変更※


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