お互いを好いていた姫と武士は結ばれぬまま生涯を終えた。時は過ぎ、転生した主人公は探し続けた彼にやっと出会う。しかし彼に前世の記憶はなく、そして恋人までいた…!

はらりと舞い落ちた花びらは

美しく、然れど儚く

その生き様が私にはとても眩しく映った


来世で幸せになろうと契りを交わし

散りゆく最期を笑ったのに

貴方は全て忘れてしまったのですか


ふとした仕草はとても懐かしく

変わらぬ笑顔はこんなにも温かい


全て夢だと思いたいのに

払った涙に嘘はなかった。




2014/08~未完