この世界には、
人の力を吸って生きる魔物がいて、
私は幼い頃からその姿を見てきた。
「普通の人」には見えない魔物たち。
普通の人じゃない私は、
魔物が見えるだけでなく、
彼らの餌である力が
一般よりも遥かに溢れていた。
そんな、
格好の餌として生まれてしまった私だけど、
育ての親が作った封印で守られ、
あまり危ないこともなく生きてこられた。
これから先も、
普通の人と同じように
生きていけるのだと信じていた。
魔物+甘々×学園ラブ
「飯の時間だ。…さっさと食わせろ」