遠野ましろ
なんじゃこりゃあああ!
個人的に敬愛する絵師様のレビュー経由で発見。凄いですね、いや、凄いです。
馬鹿みたいですがそれしか言えません。
絵のことは絵師様にお任せするとして、感想を。
各頁のイラストがキッチュで見惚れるほどキレーでクリアで、校則と条文(?)の対比が実に素晴らしい。真面目な不真面目。画力が無いと説得力は持たない筈。
『時かけ』など誰もが知る作品のアレンジや、時事を盛る(P.12)辺りにもニンマリ。
シュールなコメント、緩急の付け具合は、一時大流行りした『生協の○石さん』をふと思い出す。素敵でしたね、彼。
登場する単語の一つ一つに微笑。「第122条第4項」、どんだけ校則あるんですか。忍者部ってなんですか。P.15を電車で読むのは氏ぬほど危険。もれなく変態に認定されます。
そして読むうちに、己が突っ込み部隊にならざるを得ない不思議な吸引力。
えーっとこんな作品に高校時代触れていたらもっと楽しかったかも。学生諸君、お勧めです。
出先で読むことは推奨しません。