時はあの日のまま……。【完】

作者紫呉 蜜姫

冬の雪の降るあの日から私の時は止まったまま。

あの日から




私の時は止まったままだった……。



時の針はあの日の時間を指したまま



止まっていた。



一歩も動けずにいる私みたいに。