君たちはゲームをしたことがあるだろうか?
例えば、スーパーマリオをやったことがあるだろうか?
彼はプレイヤーが操作して例え死んでもまた生き返る。
FPSなんかでもそうだ。
敵に銃で撃たれて死んで、それでも何秒後かにはすぐに戦場へ向かっていく。
死んでも生き返る。それがゲームの世界だ。
今、君たちが生きている世界は死んだら生き返れるだろうか?
そんな質問の答えは分かりきっている。
もちろん、生き返れない。
けど、ゲームでもそれは同じだ。
キャラクターが生き返っているわけじゃない。
死んだ数だけ死体がある。
それがルール。生きとし生けるものすべてに課せられた破ることが出来ないルール。
だから、ゲームで死んでもその死んだ人の役割を、また別の人が受け継ぐ。
世界はゲームだ。
70億人プレイヤーがいて、毎日楽しく生活したり、友達を作ったり、ご飯を食べたり、戦争をしたり・・・・・。
だが、そんなゲームおもしろいだろうか?
毎日があたりまえでできている世界。
それは果たしておもしろい、といえるのだろうか?
これから話すのは、ある世界でとある神がそのゲームに飽きてゲームを壊し始めた世界の話。
そのなかで必死に抗う、人間たちの神話。