「……さあ、今宵は何を願う?」その言葉はいつも私を変にさせるの。私はそう、あなたに縛られている囚われのお姫様。深く深く、私はあなたに墜ちていく。
――……あなたの言葉は蜜より甘くて、そして、とても残酷で………。
―――もう駄目だとわかっているのに、どうしても離れられないの……。
………離れないで。もう少しだけ、繋がっていて。
「……さあ、今宵は何を願う?」