神は私たち人間を作る前、人魚を作った。その人魚がした初恋...。それは、とても辛く悲しい恋だった。




遠い昔、人はまだ生まれておらず

【神】だけが存在していた。



神は、自分の持つ力で

人間を作ろうと考えた。


しかし、失敗してしまった。





上半身は人間の形をしているが、

下半身は─まるで魚の様。




神はそれを【人魚】と名付けた。




神は人魚をどうするか迷った。

しかし、その姿、形が

あまりにもきれいだったため、



【地球】という星の海に

住ませることにした。




神の持つ力を

ほんの少しだけ与えて─…。








人魚が地球に移り住んで、

数日経ち神はまた人間を作った。



出来た人間を"アダム"と名づけた。



そして、

次にできた人間を"イヴ"…。






この物語は、

アダムとイヴの話ではなく、



地球に移り住んだ

【人魚】の話である─…。








※完結しました。レビュー返し100%


2009/06/21注目作品に選ばれました☆