死神と忍者ー黒猫の少女ー

作者アイシェル☆




ーほう…近くで見ると大きな里じゃの…ー





そう呟いて死神の世界から忍の世界へ入って行ったあの日のことを

私は今でも覚えている





今でも思う



…ここに来てなかったら、


あの出会いはなかっただろう


あの日のことを断ち切ることは出来なかっただろう


あの時、皆を守れなかっただろう


そして………







…貴方に会うこともなかっただろう







今だから言える











『ありがとう』













だけど、



どうしてあの時



貴方を止めることが出来なかったのだろうか…