杏花

心臓が、跳ねた。
叶わない恋。

恋をしたその人は、姉の婚約者。


行き場のない少女の想いが、さらりと流れるようにこちらの中に入ってきて。


苦しくて、切なくて。





『実話だったらどうする?』


最後の台詞に、心臓が跳ねました。


先生の口から語られた恋は、果して実話なのか。



ちくりと胸を刺す痛みが残す余韻が印象的な作品でした。



素敵な作品をありがとうございました。