ツキノソラ II

作者卯月 カラ

中等部の彼女と彼らのお話。




ツキノソラ II




「ごめんなさい、」



「帰ってこいよ。」



間違わずに生きていくことなどできやしないから。



傷だらけのその手を掴み合って歩いていく。