未決定2

作者秋桜

静かな部屋に鳴り響いていたギターの音。そこで出会った無表情な彼は、何かを抱えているように見えた。私の本当に好きな人って誰だろう。私は…ずっと笑っていたいのに。

空き教室に響く音色。





私の好きなものは何か。


私の好きな人は、誰なのか。





「笑ってもらってなきゃ焦る」





そんなこと言われたって…。



私だって。

できるなら泣きたくないし。


ずっと…ずーっと笑っていたいって

私はそう思ってるんだけどな…。




お母さんが付けてくれた私の名前。

大切にしたい。


だから…。