姉の一言に、

「近くのコンビニでお菓子買ってきてよ」

『…はい。』

逆らえない自分が酷く滑稽に思えて、
自分のことが嫌いだった…。

『大丈夫』

いつも、いつも自分に言い聞かせてきた。


きっといつか、誰かが助けてくれるって…






ねぇ、本当に? あのとき私は、ほんとうに大丈夫だった…?

誰かが、助けてくれた…?



やっぱり世界は残酷で…

だけど、とても優しかった…。


『私は、ずっと前から知ってたよ…っ⁇



ごめんね、お姉ちゃん…』