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悲劇でも悪夢でもない、紛れも無い現実だった。


誰からも愛されない、誰も好きになれない。


誰にも心を揺るがされたくなんか無いのに


僕の前に君は居た。



雪のように冷たくなった僕の心を溶かしたりしないで。



朔夜の過去から始まる淡く切ない恋の物語。




『白い鼓動。』の番外編です。

お読みになる前に『白い鼓動。』を是非お読みください。