秘密を抱え、生きている意味さえ見失っていた18歳の蒼と、病を抱えながらも必死に生きようとする20歳の翔。2人の出会いは必然だったのか、偶然だったのか。
この世界で何が一番美しいと聞かれた時私はきっとこう答えるだろう。
“あの青空が一番美しい。雲ひとつない透き通った空が”
と。
空に向かって手を伸ばせば、誰かが私のことを引っ張って連れて行ってくれそうで。