ーそう、これは復讐の物語ー
...とある町の片隅にある小さなレストラン
入口から見える庭には色とりどりの花が咲き誇る
まるで絵本の中のような風景
その入口に立つ一人の女
真っ赤なコートに真っ黒なロングヘアをなびかせて
真っ赤な唇が弧を描く
-チリチリン。
「いらっしゃいま...!せら...」
「元気そうね。」
「どうしてここに...」
「ふふふ、久しぶりに話さない?
ねぇ...思い出話を...しましょう?」
...そうして始まる思い出話。
それは、たった一つの真実と
悲しい 悲しい
復讐の始まり。...