月光、夜の帳に落ちて[執筆中]

作者神奈保 時雨(元:時雨)



「僕に貴女の力を貸してくれませんか」


そうわたしに微笑む姿は、月明かりで煌めいて見えた。



「頼りなくても、わたしにあなたを守らせてください」


その月光より儚げな決意こそ、僕には光と同じだったのです。



もし悲しみに呑まれても、

この手を引き上げてくれますか?



16/11/09~ 「小説家になろう」に転載します。

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