珊瑚島

最後のプレゼント
愛人として。
そのけじめをつけるために彼へと贈った最後のプレゼント。

それは、強く相手を想っているからこそ、「愛している」からこそできた決断。

中盤、相手への想いに悩んでいた主人公が一気に成長した、その瞬間が見えた気がしました。

雪の中、彼女は何を想うのでしょう。
次の年のクリスマス、彼女は誰の隣にいるのでしょう。
余韻の残るラストが好印象です。