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門の向こう、引き返せない。「Derweze」、その店の門の奥には『秘密』がある……。導かれた恋人たち、真一と瑠衣を待つのは、果たして望みどおりの未来か、それとも……。完璧な容姿を持つ店主、シュトリの目的は!? ラブファンタジック・ホラー!読んで思ったのは、作者様はすれ違いを書くのが上手いなということです。第1章を読んで、「真一、なんてヤツ!」と思っていましたが第2章で綺麗ひっくり返されました。誤解を大きくする「ヒールが挟まる事件」とか、見事です。キャラの気持ちを書くのも上手いのかな。まあそれも全て、「Derweze」のホセの手の内だったワケですが……!読む人を選ぶかもだし、ハッピーエンドを望まない方がいいかもしれません。何しろ、ホラーなので。ただ、読んだ後に強烈な印象が焼きつく感じは、好きな方いるんじゃないかな。ホラー大丈夫な方は、読んでみて下さい。