高校二年生の真田香織は、出会い系サイトで知り合った男と体を重ねるのが日課になっていた。
私は、蝶になりたかった。
暗闇を掻き消すくらいに輝くネオンの街で、自分の生きたいように生きてる。
憧れてた。自分も、自分の生きたいように生きてみたかった。
自由に、羽を伸ばして羽ばたきたかった。
ただ、それだけ。