始まりはいつも冬の日でした

作者鶴雪そら

あなたと出会って幸せだった。でも今の私が願うのは、あなたと出会わなければよかったということ。全てが始まったあの冬の日を私は今でも恨み続ける。



――――俺のこと、好きなんだろ?


――――…………は?誰…?




私たちが出会ったのはきっと間違いで不幸なことだったのだ。


もし時が戻るなら、あなたと出会わない道を選ぶ。




あなたの笑顔がこんなにも心を乱すなら、見たくなかった。



あなたの温もりを知らなければ、凍えていたことにも気づかないですんだ。



あの冬の日をもう一度ーーーー。









そうすれば彼はきっと戻ってくる。


代わりに私を奪っていって……。










⚠︎タイトル変更しました。元『染めた私×奪った君』です。

このような未熟な作品を読んでくださってありがとうございます!所々修正入れてます。